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命の重さ 殺さないでカウンセリング体験
 自分を殺して、家長に従う時代は、祖父母の時代で、その
右に習えの思想が、戦争を起こしたという人もいます。
 であるなら、今の 殺しは 自分を殺さず、自分の心の赴くまま
の自立した考えの上の殺人と言えるのでしょうか。
他人の命を絶つ行為は同じでも、全く違うものを感じます。
だからといって、戦争を しかたなかったと思ってしまうことは
危険です。
 もう、国民のほんの一握りの人間しか、戦争を知る者はいなく
なりました。
 原爆が投下された広島、長崎では、記念日に全国に向けて
マスコミがこぞって情報を発信しますが、一過性のものでしか
ありません。私は現在、広島に住んでいますが、両親は
四国と関西の出身です。そのせいもあるのか、無意識の
うちに、そう思うようになったのか、被害者意識ばかりで
ものを言うことに抵抗があります。私たちは、加害者でも
あった、このことを絶対に、覚えておかなければならないと
考えているのです。
 本日のニュースでは、呉服販売「愛染蔵(あぜくら)」(大阪市)
社長が自殺をしたという報道がありました。
(2006/3/20現在)
破産申し立てを起こしていた会社で、購入者に損害賠償請求
訴訟を起こされていたことでも知られています。
 私の従兄も自殺をしました。その母親は、気がふれた様に
なってしまいました。
そして、あの子は幸せだった いい子だったのよといい続け
たのです。
 スーパードクターで、触れた祖母は、従兄の健ちゃんの
相談相手でした。健ちゃんは、成績も良く、有名私立大学
に進学。志願した有名デパートにもスンナリ就職。
全く挫折の無い人生を送っていたかのようでした。
が、現実は違っていたようです。長い間、一緒に暮らしていた
祖母が言うには、家庭内暴力で母親が傷つけられていたの
だとか。母親は(私にとっては、伯母です)健ちゃんの言うなり。
深夜に、アイスクリームが食べたいといえば、それが真冬で
あろうと、買いに走らされるのです。でも、祖母にはとても
優しい孫のようでした。
『おばあちゃん ボクね 好きな女の子がいるんよ』と、
マンションの中にある公園で、ブランコをこぎながら、
話を聞かしてくれたこともあったそうです。
 健ちゃんは、純粋だったからが祖母の口癖になりました。
 この祖母は、生きているうちに 孫、主人(私にとっては祖父)
そしてふたりの息子(私の父親と、その弟)の死を体験しています。
 わが子に先立たれる不幸で、祖母は、どんどん衰弱して
他界しました。
 あなたには、殺したいほど憎い人がいますか?
自分の大切な人の命を奪った人間を許しなさいとは、言えません。
遺族の皆さんが、極刑を望む心情は、自分に立場を置き換えても
わかります。
 ただ、やはり想像でしかありません。
ですので、法が罰してくれます、と言う知名人のコメントも
すんなりと呑みこめます。当事者ではないからです。
 テロには、テロでと言う発言を耳にすると、なんと過激な!!
悪の連鎖だ!!どこかで、断ち切らなくては!!と、思います。
 でも、実際 被害にあった遺族の前で、それは言えそうも
ありません。
 
 殺すことで、幸せになれる誰かがいるのか?
日本では、敵討ちと言う慣習があり、見せしめと言う公開処刑も
ありました。
 私は、考え込んでしまうのです。この国の人たちは、命を軽んじて
いたのだろうかと。
そして、その根っこには、差別があったのではないだろうかと。
2006/3/20 記