こころドンマイDon't mind
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スーパードクター理想の医師像
 まぎれもなく、スーパードクターは、うちの じぃちゃんです。
なんて・・・言い切りました
 とは、言うものの、私が知っている じぃちゃんはすでに引退し、
田舎で みかんを作っていました。
じぃちゃんが医者をしていたという話も、ずーっと誰からも聞かされて
いませんでした。
 なので、私は、ずっーと じぃちゃんは ミカン農家だと思っていました。
 ただ、四国のじぃちゃんの家には、医療器具とおぼしきものが
あり、それで お医者さんごっこをしていた記憶が、かすかに
あります。ホンマモンの道具に触れて ごっこをやっていたのですから
贅沢と言うか、恐ろしい話です。第一、注射器がそのまま家に放置
されていたというのが、よろしくありません。今でしたら、不法投棄で
訴えられてます。
 じぃちゃんは、薬剤師の免許ももっていたようです。
 いいとこの出の おばあちゃんは(以下、祖母)は、祖父が医者を
廃業したら、街中で薬局店を営むつもりで、着々と準備を薦めていた
そうです。(いいとこ出が、どこかは不明です)
 一方、祖父の方は、田舎の山を購入し、のんびりミカン作りでもしながら
帰郷する孫の成長ぶりを楽しみに暮らすことを、計画していたようで、
それを実現したようです。
 祖父は、私たちのために、いろんな野菜を育てて、もぎたての
トマトや、とうころこし、スイカなどを、ご馳走してくれました。
祖母は、お嫁さんたちが作ってくれるものを食べてニコニコと
笑って過ごしていました。
 そして、近所の人たちが 具合が悪くなったり、怪我をしたときなど
祖父が駆りだされるのを、これまたニコニコと笑って見送って
いたようです。
 医師をしていた頃と比べると、台所事情は厳しかったと思いますが、
 祖母が、愚痴をこぼさなかったのは、祖父がみなさんのお役に
立てている、感謝をしていただいている、医師としての報酬は
現金ではないけれど、何かしら無形の得るものを感じて
いたのだと思います。
 思い起こすに、赤ひげ先生の時代も、貧しい人たちは、看てもらった
代償に野菜や、漁で得たものを置いていき、医者の方でもそれを
喜んだと聞いています。私が、信望していた動物のお医者さんからも
似たような話を聞きました。
 年金暮らしのお年寄りの犬の命を救ったとき、お金にかえて、
手つくりのご馳走をいただいた、それが、ほんとうに嬉しかった。
 でも、その先生は評判を認められ、どんどん設備投資をし、診察費
も高くなり、それだけならまだしも、人が変わったようになり、やがて
患者が減り・・・・やめましょう。こんな話は。
 天狗にしたのは、患者側にも原因があるかもしれないのですから。
 家族や、スタッフを抱えると、収入は自分のためだけのものでは
なくなります。
 それは、動かせない事実です。
 祖父は、ある意味、とてもいい条件で、医療行為に専念できたのでは
ないでしょうか。もちろん、今でしたら、裁判沙汰ですが。
2006/3/22 記